千の丘を持つ国

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    第94回「キャンパスマップは世界地図」


    第93回「あの国も、あの街も、この場所に」


    第92回「世界をつれてきた」


    第91回「世界は、思いのほか近い」


    第90回「パスポートいらずのワールドツアー」
     


     


    第94回の今年のみならず、外語祭の歴代キャッチコピーには、必ず世界を意識した文言が入っています。
    そのことからも分かるように、ここ東京外国語大学は非常に世界が近い空間です。
    外語祭ではそれが全面的に押し出されるため、より世界を近くに感じることができます。
    そんな外大の人にとって、アメリカとヨーロッパ、そして東南アジアは当たり前のように行く場所です。

    しかし、アフリカはそんな外大生ですら近寄りがたい大陸です。
    今回私はそのアフリカに実際に行ってきたので、それについて書こうと思います。

     


    私はこの夏休み、アフリカの真ん中にある「千の丘を持つ国」ルワンダを訪れました。
    私にとってアフリカに行くのは初めてで、かつ途上国を訪れることも人生で初めてでした。
    アフリカと聞くと誰でも、危ない場所だとまず思うことでしょう。

    それだけでなく暗く、暑く、砂漠しかない大陸を想像することでしょう。私もそうでした。


    しかし、外大でアフリカ地域(英語科)を専攻しており、この暗黒大陸について普通の人よりはよく知っている身としては、アフリカをただのイメージだけで危険と断定してしまうのは嫌でした。
    これまで1年半、大学でアフリカについて様々なことを勉強してきました。
    アフリカは意外と涼しく、自然豊かで平和な大陸だと学びました。


    それでも実際に現地に行くことは、それまでとは比べ物にならないほどの勉強になりました。
    目の前に青々と広がる草木、赤土と程よく混じった芝生、勤勉で人当たりの良い人々。
    ルワンダは世界の中でも特に素晴らしい国だと、出会った誰もが言っていました。
    また、ルワンダを通してアフリカの経済的現実を知ることができました。
    タクシーはすべてトヨタの中古車、携帯電話はすべてファーウェイのスマートフォン、インターネットは韓国のサムスン。
    東アジアの企業がアフリカに次々進出していることが、アフリカをより私たちの近くの存在にしてくれているのかもしれません。

     


    「国連に入る」という単純な目標のみを胸にアフリカ地域専攻に入学した私は、最初はアフリカ自体にはあまり興味はなく、途上国について詳しくなれたら良いなくらいにしか考えていませんでした。

    上に書いたように、アフリカは危険だから決して行きたくないなとすら思っていました。
    しかし、それがだんだんと変わっていき、今では実際に現地に行くようになりました。

    さらには今後、より長期的にアフリカに滞在したいと考えています。
    もはやアフリカの虜となった一人の日本人として、いつか日本とアフリカの懸け橋になれるような存在になりたいと心から思っています。
     


    これから外大に入る受験生の皆さんも、もしかしたら来年、再来年の今頃は、今では考えられないような思いを胸に秘めているかもしれません。
    時間がたつうちに自分がだんだんと変化していくのをぜひ楽しんでもらえたら、この文章を書いた意義があったかと思います。

     


    写真はルワンダの首都、キガリ市内です。

     

     

    大野純(渉外局)


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